磨き、ガラスコーティングについて
当店使用のガラスコーティング剤はbeppin㈱のAMBIENTE撥水性ガラスコーティング剤です。
保証期間は5年間になります。メンテナンスキットと保証書も発行致しますが施工時期に年一度、状態確認のメンテナンス入庫して頂く必要があります。事故などで保険金請求の際これを怠ると認められない場合があるとの事ですので必ず来店いただきたいです。
キャップにアンビエントを硬化させてみました。
取り出して見るとカチカチに固まりガラス状になっています。
アンビエントは施工後約2時間で98%硬化し、48時間で完全硬化します。ガラス膜とフッ素膜の2層構造になっています。使用状況にもよりますが上層のフッ素膜は3~6か月くらいで撥水効果が徐々に無くなりますが下層のガラス膜は落ちませんのでメンテナンスキットを使用して簡単に撥水膜を復活させます。普段は水で手洗い洗車で十分ですが汚れが酷いときは付属のカーシャンプーで、艶や撥水が落ちてきたなと思うタイミングでメンテナンス液を使用して撥水を維持、復活出来ます。水弾きがすごく汚れも非常に付き難く取れやすいので洗車が非常に楽に綺麗に出来ます。洗車後の水滴は完全に拭き取って下さい、水シミの原因になります。もし水シミが出来て落ちなくなった場合は来店ください、ご自身で上手く除去出来れば良いですが無理に取ろうとすると取れないどころかコーティングに悪影響になる可能性もあります。
※アンビエント60G3 ガラスコーティング
このガラスコーティング剤は静電気を逃がす特性を備えている為、埃や汚れの元となる物を寄せ付けず水シミが出来にくい特性を持った新しいガラスコーティングを用意しております。
アンビエントに比べて約60%以上ウオーターマークが付きにくくなっています。
膜厚もアンビエントに比べて約倍以上の膜厚を誇ります。色の濃い車には特にお勧めです。
開発資料
現在自動車用ガラスコーティング剤の原材料はオルガノシラン・オルガノポリシラザンなど、シリコン(石英)を原材料に使われることが一般的です。
このシリコンとは半導体などにも使われる完全な絶縁体(不導体)です。
しかし昨今ではこのシリコンに二酸化亜鉛などを用いて電気を通す(導体)すなわち導電性を持つシリコンの開発が進められています。
新しい技術
更に・・・カーボンブラック・銀・金などを導電性充填剤として用いることで、より導電特性を強めたイオン導電性シリコンとなる。
この新しい導電性シリコンを自動車用コーティング剤として使用した場合・・・
・車自体が発生させている帯電流を放出することが期待できる。
・不導体に比べ、導電性はミクロ・マクロの微細な分子も寄せ付けず、汚れの基となる
カーボンブラックの付着も減少させる。
・自動車自体が導電性能を得ることで、長期にわたり細部に付着する汚れ・黒ずみのなどの
汚れが減少する。
ガラスコーティングが選ばれる理由の一つとして、原材料のシリカ(石英)は完全硬化を
した際は大気中の物質では最も汚れにくい物質となる・・・
また、9Hを超える強固な被膜特性を持ち、長期にわたる保護効果が期待できるからである。
このほかに導電性により汚れの基を帯電させず、(付着させない)新たなコーティングを目指し開発されました。
従来品に比べ、ウォーターマークの付着が60%以上緩和され、濃色車などの施工後のトラブルを減少する商品としてご案内いたします。
保証期間は同じく5年間です。どちらのガラスコーティングも1年ごとにメンテナンスチェック入庫して頂きます。
洗車後に入庫して下さい、しっかりメンテナンスされていてシミ等なければ無料です。
気になる箇所等御座いましたら、液剤で除去できるもの、磨かないと落とせないもの、磨いても無理な物等判断しどこまでメンテナンスするかを相談をしながら有料になりますがメンテナンス致します。
メンテナンスキット
アンビエントガラスコーティングにはメンテナンスキットが付属していますが、メンテナンス液の単品販売もしています。
容器を持って来て頂ければ、つぎ足し販売も出来ますし、容器ごとの販売もします。
アンビエントEX(60G3) のメンテナンスポリマーも単品販売出来ます。
メンテナンスポリマーです。ガラスコーティングのトップコートとしても使えますし、軽い水シミも消せてしまうメンテナンス剤としても有効です。ムース状のポリマーコーティング剤です。
ムースポリマーと言います。
使用方法は簡単でだれでも使えます。指先にこれくらい取り、
洗車が終わって拭き取り前の水の付いた状態の車の塗装部分に点々とつけます。普通車のボンネットに4か所ほどつけました。
磨き依頼の車なので水シミ、小傷だらけで曇ったようになってます。
濡らして絞ったウエスで水を拭き取りながら、塗り広げます。素地パーツ部分に付いても問題ないですが、ガラスには
付けない方が良いですが多少付いても拭き取れば良いです。
塗り広げながら拭き取っていき、指先の少量で普通車のボンネット半分くらいに塗れます。
この説明の為に磨く前の車両を使ってボンネット半分に塗ってみました。
天気が悪かったので拭き取りが甘く艶があまり分かりにくいですが、乾いたウエスで乾拭きすると艶々になります。
水を掛けてみますと物凄く弾いています。
塗っていない方は全く水を弾いていません。
洗車しただけの車に使っただけでこの違いです。磨いた後に使うとさらに弾きます。
簡単で誰でも使えて抜群の撥水効果がでます。ガラスコーティングしていない車にも使えます。
磨いたり、ガラスコーティングしてある車に使うとさらに撥水します。
ウオータースポットの話
ウオータースポットとは塗膜等の表面に付いた水道水や雨水とかに含まれる無機物質と水分の蒸発で周りに付いてた有機物も寄って集まって残った物が汚れとなって固着することです。
では何故これが除去しにくいかなんですが、物質がくっつく前提として
無機物同士はくっつきやすい。
有機物同士はくっつきやすい。
同じ物質同士は非常にくっつきやすい。
無機物と有機物はくっつきにくい。
と言うのがあります。
ガラスコーティングは無機物ですので油分や虫や花粉や鳥の糞とかの有機物は固着しにくいと言う良い面があるのですがそこに水が含まれて水分が乾燥、蒸発すると水分に入っているカルシウム、マグネシウム、シリカ、塩素、鉄等といった無機物が固着しやすいと言う悪い面ももっています。
特にガラスコーティングや窓ガラスはケイ素と酸素で二酸化ケイ素で出来ているので汚れにある水に含まれるシリカ(二酸化ケイ素)と物凄くくっつき、一つのガラスになる訳です。これが一番厄介な汚れシリカのウォータースポットになるのです。
ちなみにガラスコーティングをしていない車の塗膜は有機物なので有機物の花粉、虫、鳥の糞とかは放置すると物凄くくっつくので落とせなくなります。
出来てしまったウォータースポットを除去する方法は削って落とすか溶かして落とす方法がありますが削って落とすのがペーパー等による研磨、コンパウンドを使って磨きにより落とす訳ですが元々塗膜は薄いのでコーティングをされてない所に付いた物に出来ることは(削る、磨く)限られますし、コーティングしてあっても薄いですから除去するにあたってコーティング自体も落ちてしまう可能性が高いです。
塗膜を削ったり磨いたりする時のリスクとして、塗膜には限度があると言うことです。
色々なメーカーや塗装の種類によって多少変わりますが一般的に100ミクロンと言われています。髪の毛が大体100ミクロンだそうです。
わかりやすく言うと0.1mmです。物凄く薄い物と分かると思います。
しかも鉄板から下処理剤、塗色、クリヤーとすべての合計値です。
この内の磨いたり出来るクリヤー層が大体20~40ミクロンくらいです。
スリーコートパールと言われる塗色で白い色のパール色ですがこの色は少し厚くて100~150くらいあります。白色、パール、クリヤーと3層になっています。
アンビエントガラスコーティングで約0.8ミクロンあります。
コーティングの中では断トツに分厚いです。
ガラス系とかだと0.2~0.3ミクロンだそうです。
色々計ってきましたがアルファードのホワイトパールで約120くらいです
当店はマツダ車トヨタ車の取り扱いが多いのですがどちらかというと
最近のマツダ車は特に柔らかく薄いです。箇所によってですが新車でも
60~90ミクロンしかありません。
磨きを失敗すると大変なことになります。磨き傷(オーロラマーク)をつけてしまった場合
そこから更に磨き込まなければいけませんが、もう残りのクリヤー層はほぼ
残っていない状態になります。
シングルポリッシャーやギヤアクションポリッシャーで磨いたり、削るタイプのコンパウンドを使用すると
一度の磨きでかなり膜厚は減ります。
磨きが甘かったりするとオーロラマークが消しきれずに太陽の光が当たるとメラメラをバフ傷が目立ちます。
磨く前の膜厚、磨いた後の膜厚を見せてもらえると安心ですね。
当店の磨きでは塗膜を出来るだけ減らさない磨き方を施工しています。
ですがシミや小傷や磨き傷であるオーロラマークの除去も出来ます。
ですが全てを除去出来る訳ではありません、クリヤーには限りがありますし残ったクリヤーに深く浸食したシミや深く入った傷は落とせるかもしれませんがクリヤー自体を0にしてしまうかも知れませんのでそう言ったリスクは侵せません。
水シミを溶かして除去する方法はいろいろな物が市販もされていますが、よく落ちるものほど危険性が高く、ガラスコーティングはまず持たないでしょう。その中でもガラスをも溶かす無機酸の物は人体への影響が高く危険ですので使用は辞めたほうが良いでしょう。
当店ではお金の為に健康を損ないたくないので使用しません。
軽度のウォータースポットで有機酸の物ならば人体や環境にも影響は少なく
カルシウム、マグネシウム、塩素、鉄の汚れで放置期間が短い場合ある程度落とせます。
ウォータースポットは早ければ早いほど落としやすく、時間が経てば経つほど落としにくくなります。
ガラスコーティングは塗膜劣化や傷、汚れの無い新車から施工するのがベストです。色の深みが増したように見えますし、非常に水が弾き汚れが付き難く付いても簡単に落とせますし、洗車後の拭き取りも楽に出来ます。
当店はマツダ車を扱うことが多いのですがマツダ車は割とブレーキダストが多く
ホイールが外車のように茶色く汚れやすいのですが、ホイールコーティングしておくと簡単に汚れが落ちると好評です。
中古車を購入の際とか新車時にはコーティングをしなかった愛車でも磨いて塗膜状態を改善させてガラスコーティングを施工する事も出来ます。磨き作業が新車時には無い作業がプラスされますので、新車時に施工するよりも割高になってはしまいますがその後のメンテナンスは非常に簡単に綺麗な状態を維持できます。
鉄粉が固着している場合磨きだけでは除去が困難になります。軽めだと取れてしまう事もありますが、基本的に磨きとは別料金になります。車の大きさ、鉄粉の多さ、強固さで一律に決めれなくケースバイケースなので見積もり時に判断してお伝えします。
- ボディ全面を磨いた車のボンネットです。
- 白く筋状に見えるのはどこかでポリッシャーで磨いた磨き傷です。その他使用傷、水シミ等たくさん付いていました。
- 磨き傷はバフ傷とも呼ばれています。
- 綺麗にするつもりが逆に塗膜に傷が付いてしまい光の角度で目立つようになります。
- マスキングテープで仕切って磨いています。
- ビフォーアフターが分かりやすく見える様マスキングテープで仕切って磨いています。
- バフ傷も消えて小傷、水シミも除去出来ました。
- 塗膜を改善した後にガラスコーティングを施工するとこの状態を維持しやすくなります。
※スクラッチシールドとは自己修復機能の特殊クリヤーです。
ガラスコーティングと言えど使用環境や普段からのメンテナンスにより大きく違いが出ますので愛車のお手入れもしっかりお願い致します。ガラスコーティング施工したことにより水弾きが良くなりますが、拭き取らず放置して太陽光に当たり乾燥してしまうと、レンズ効果により深くウォータースポットが出来てしまう場合もありますので、水分はこまめに拭き取りして下さい。汚れも水分も付き難くなっていますので簡単に拭き取り出来ます。
濃色車にはよく親水性ガラスコーティングを勧める場合がありますが耐久性が少し劣ります。なぜ親水性を勧めるのかと言うと撥水性は水が玉の様に弾きコーティングが効いてる感じがして良いのですが、水玉がそのまま乾燥するまで残る場合水シミの原因になりやすいのです。すぐに拭き取れば何も問題無いのですが、太陽光に当たり乾燥してしまうと洗車では取れないレベルのシミがすぐに付きます。親水性の場合水玉にならず水が引いて流れ落ちていき水玉で残らないので水シミになり難いです。
ガラスコーティングは塗膜の耐久性、防汚性、美観を維持する事の出来る物ですが、洗車後の水滴の拭き残しや降雨後の雨滴の拭き取り等メンテナンスが非常に大事です。高価な物なので5年耐久の物は5年間維持しないと勿体ないです。
逆の考え方ですが安価なガラス系コーティングを塗装の保護膜と考え1年に1回程度で掛け直すと考えればそれほど神経質にならなくても済み、もし中度以上のウォータースポットが出来てしまっても磨き落としてもう一度ガラス系コーティングを施工すれば良いので気軽です。
ガラスコーティング料金表はこちら
新車時に某コーティングチェーン店でコーティングされた1年経過した車でしたが、水シミ、使用傷、雑草が生い茂った道を走った時に左右側面に線傷が付いて洗車しても取れないので塗装しないとダメだろうかと相談があり確認したところ、磨きだけで対応出来ると判断しアンビエントガラスコーティングを施工させてもらいました。以前のガラスコーティングはガラス系コーティングの為磨く場合残すことは出来ませんでしたがそれについての説明は受けていないそうでした。
車両磨きのみの場合
勿論磨きのみでもOKです。ご自分でコーティングの施工を考えられている場合もあるでしょう。またはガラスコーティングほど高額ではない硬化しないタイプのコーティングも施工できます。
コーティング後のメンテナンスについて
せっかく綺麗にコーティングをしても何か月も放置すると艶もなくなり水垢も水シミも付き簡単には落とせなくなります。
一回も使用した形跡の無いメンテナンスキットをよく見受けます。最低2か月に一度はメンテナンス液剤を使用してお手入れをして下さい。濃色車の場合はもう少し頻度を上げた方が良いでしょう。
2023年の春、例年よりも花粉や黄砂が酷く沢山の新車磨きが発生しました。ディーラーコーティングされた車でもシミが付いてしまい洗車では落ちないレベルでした。
自慢ですが当店のガラスコーティングされた車両は洗車でシミが発生することなく綺麗に落ちたそうです。
前にも書きましたが水滴、雨滴はなるべく早く拭き取って下さい。
家の洗面所やバスルームの鏡を見てもらえば分かると思いますが、ガラスや鏡に普通に洗っても落ちない水シミや水垢付きます。ガラスコーティングしておくと汚れも水シミも付き難くはなっていますが、放置すると同じ様に固着し普通の洗車では落とせなくなります。特に樹液や虫の死骸等放置すると補修塗装しないと直せないレベルまで塗膜劣化します。
ルーフに手が届かない、女性の方や洗車の仕方が良く分からない、時間が無いという方、有料になりますがメンテナンス洗車も出来ますのでお問い合わせください。簡易的に室内も同時に清掃する事も出来ます。よく洗車機で洗っても大丈夫ですかと聞かれますが、基本的には傷が付きますので辞めておいた方が無難です。特に黒や紺等濃い色の車は傷が目立ちます。コーティングをしてない車を指で車体を擦っただけでも傷が付き取れなくなります。乾いたタオルで擦っても傷が付きます。ですが何か月も洗車をしないよりは洗車機でもした方が汚れは落とせるのでしないよりした方が良いです。
モール際など
フロントガラスやルーフモール、ドアガラスモールの際などにこびり付いた泥、埃、コケ等もアルカリ液で綺麗になります。
鉄粉除去
ボディー表面に鉄粉が固着し洗車では落ちなくなります。除去するには鉄粉除去剤を吹き付けると付着していた鉄粉が紫色に反応するので見た目で分かりますが酸性の液なので使用する場合は中性洗剤等で良く洗い、かなり念入りに洗い流す必要があります。洗い流すのがしっかり出来ていない場合逆にパネルが錆びる可能性があります。慣れていない人は使わない方が良いでしょう。
特にルーフやドアのサッシの辺りに掛けてしまうとドアの内部に反応剤が入り込むと簡単に流せなくなり、内部で錆が発生します。気付かないうちに内部で進行して気付いた時には高額な修理になります。
作業依頼する前に作業工程や内容を聞き作業指示はしておいた方が後のトラブルを防げるでしょう。