ヘッドライトコーティングについて
平成25年式以降くらいから、メーカーでおそらく紫外線対策されたヘッドライトレンズを使用していると予想していまして確認した訳ではないのですが、劣化しない黄ばまないヘッドライトになっていると思います。
それ以前の車は3~5年程度で白く濁り、透明な膜が捲れてきたり。黄色く黄ばんだり劣化してきます。車検の際に光量不足で通らないかったりもしますし、夜間走行においてライトが暗く非常に危険なものになります。
パット見で良ければ磨いてクリアに出来ますが、何かしらのコーティングをしておかないと1~2週間で元より更に酷くなります。
レンズにクラックが入っている場合サンドペーパー等で研磨して除去をしますが
当店では240番から始める場合もありますが240→320→400→600→800→
1000→1200→1500→2000→3000といった感じに非常に多くの
段階を踏んでクラックを除去してその後磨いて仕上げます。
その後にコーティングです。
ヘッドライトコーティングは車格差は余り無い為、基本的には左右で税別¥20000です。上下で分かれている、内側外側でレンズが分かれている場合は別途御見積りさせて頂きます。
車によってはバンパー等を脱着しないと研磨出来ない場合がありますので、別途脱着料が掛かる場合がございます。
サンドペーパを使わず磨きだけでクリア感を復元するに留めてコーティング施工する場合片側5000円~で承っております。アリストのような丸レンズ二つに分かれていたり、ヴォクシーのように上下に分かれている場合別途見積になりますのでお問い合わせください。
約2年前になりますが当店自家用車で最近流行りのヘッドライトスチーマーの耐久実験をしていましたが1年も持たない事が判明しました。当店ではスチーマーは廃止し研磨後、磨いてヘッドライトコーティングを施工します。上の写真のレガシーもヘッドライトスチーマー施工車でしたが1年未満で劣化しました。
昨年よりヘッドライトコーティングも実車で検証していましたが、これも1年も持たない事が判明しました。
当店では今後ヘッドライトコーティング、ヘッドライトスチーマーは積極的には施工はしない方向で考えています。
施工するにしても交換するには高額過ぎる、中古品も見つからない、レンズ部分だけの交換も不可等でリペアしか手段が無いとか耐久性が1年未満を了承の上施工したい場合のみ受け付けたいと考えています。
ヘッドライトスチーマー施工後、ヘッドライトコーティングを施工すれば耐久性が上がるのでは?とも考えましたが、無理なようです。ある方の受け売りですがそもそもを考えると紫外線により劣化したポリカーボネイトの表面上だけをいくら綺麗にしコーティングをしたところで劣化しているポリカーボネイトはさらに劣化が進むので何年も持つ物ではないのです。コーティング剤に紫外線を防ぐ何らかの材料が入っていれば防げるかもしれませんが、コーティング剤に入れるような代物ではありませんし、施工するにもその性能を保持する為にはかなりの膜厚出ないと無理なため商品化にはならないです。
最近の車は(3~5年前くらいから)はヘッドライトの劣化があまり見られないようです。予想ですがメーカーがレンズを作る際紫外線を防ぐ何らかの対策製品を作ってるのではと考えています、今後ヘッドライトの劣化リペアはどんどん減少すると思います。